2024.2.22(木)「日本で事業承継M&A_米新興 買収後、従業員にも株」

・ 後継者不足の中小企業の買収を専門とする米スタートアップ、チームシェアーズが日本に参入する。

  • オーナーから企業を買収した後、段階的に従業員に株式の8割を付与して事業の持続性を高める。
  • 後継者不足による廃業が増えるなか、M&A(合併・買収)による事業承継の新たなモデルになる可能性がある。
  • M&A型の事業承継は近年日本で増えているが、同社は買収先の従業員に無償で株式を配るのが特徴だ。買収直後に株式の10%を与え、20年以内に従業員の持株比率を8割まで高める。
  • 株式の保有により、従業員は給与に加えて配当金を得られる。チームシェアーズと経営層、従業員が業績改善に一体的に取り組む効果を狙う。
  • 中小企業庁は25年までに平均的な引退年齢とされる70歳を超える中小の経営者は約245万人で、半数にあたる127万人の後継者が決まっていないと試算する。

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