- 医療機関がインターネット上の悪質な口コミへの対応に苦慮している。
- 評判を不当に下げる投稿が散見され、医療関係者の約8割がこうした書き込みを経験したとの調査結果もある。
- 訴訟に発展する例もあるが、悪意ある「中傷」と治療などに対する「批判」との線引きは難しく、泣き寝入りする例は少なくない。
- 日本医師会には会員の医療機関側から中傷などの書き込みについて25年1~8月に計246件の相談があった。
- 特にグーグルマップの口コミで治療法や診察態度について事実と違う内容が目立つという。
<病院の広告規制が背景>
- 医療機関がホームページなどで発信できる情報は法律で制限されており、利用者の口コミが病院選びに影響力を持つ背景となっている。
- 医療法は広告に記載できる項目を診療時間や提供する医療内容などに限定している。
- 美容医療などで消費者トラブルが相次ぎ、2017年の法改正で医療機関のホームページも広告規制の対象となった。
- 規制対象には医療機関から広告料を得て運営する口コミサイトも含まれるが、患者が自由にレビューを書き込めるグーグルマップなどのサイトは対象外となっている。
コメント